第3回泉蔵院子供ふれあい道場(2012年)

平成24年7月27日 午前8時30分~午後4時30分

 先日第3回となる『子供ふれあい道場』を開催致しました。
 当山では隔年ごとに午前午後と開催時間を変えております。今年は午前の開催となり、男子7名女子9名、合計16名の元気な子供達と共に有意義なひと時を過ごしました。
 例年の如く、始まりの自己紹介では少し緊張した子供達の表情が印象的でした。 お経の練習では、初めてお唱えするせいか少し声が小さい子が多かったように思います。 続いて食事の際にお唱えする「食作法」をお唱えしました。命を頂くということ。食べることの大切さ、食事が出来るまでの多くの方の労力に対し、感謝する心を持つ事の大切さ等を説明致しました。
 次に住職から、本堂内、境内の仏様の説明をうけた子供達は真剣な様子で聞いていました。説明の後に鐘をついてもらいましたが、当山の除夜の鐘に参加している子が多く、慣れた様子でついていました。 続いて瞑想の修行を行いました。今年は皆姿勢が良く、警策で叩かれる子は少なかったです。 瞑想の後に何人かの子が志願して叩かれていました。少し痛かったようですが、叩かれることを経験することも大事なことだと思います。
 その後の掃除は、外回廊のぞうきんがけをしてもらいました。皆で協力し、きれいに拭いてくれました。 昼食の際、朝練習した食作法を皆で唱えました。子供達は昼食のカレーライスとサラダを喜んで食べていました。
 午後は、写仏用の観音様の絵に思い思いの色を塗ってもらいました。
 今年の工作は万華鏡作製キットを使い、万華鏡を作ってもらいました。通常はキットに入っている用紙を使うのですが、今回は工作の前に塗ってもらった観音様の用紙を貼ってもらい、一人一人オリジナルの万華鏡を作製することが出来ました。色々な色のスパンコールを中に入れるのですが、入れる量や色を変えると様々な模様が見えるので、子供達には色々な物を入れて覗いて欲しいです。
 次に万華鏡を御本尊様にお供えし、朝練習したお経を皆で一緒にお唱えしました。
 この後、子供達が楽しみにしていたスイカ割りをしました。目かくしをして木刀を持った子供達が、周りの声援を受け、すいかめがけておもいっきり木刀を振り下ろしていました。すいかをかすめる子、全く当らない子、当っても割れない子、見事命中した子、それぞれにスイカ割りを楽しんでいました。 スイカ割りの後に冷えたスイカを皆で頂きました。とても暑い日だったので、子供達は喜んで食べていました。
 スイカ割りを楽しんだ後、本堂に於いて今日一日の思い出を作文に書いてもらいました。
 最後の修了式で、子供達一人一人に修了証書を手渡し、無事修行が終了しました。
 今年も多くの方の協力により無事終了できましたことに感謝申し上げます。
 来年は午後1時からの開催予定です。 誰でも参加できますのでお友達をお誘い合わせの上、たくさんの方々の参加をお待ちしております。